Thursday, May 31, 2012

踊らなきゃだめです



横浜朝日カルチャーでのバレエ教室風景です。
吉田高子先生は真ん中で、みんな真剣です。
今週の先生のお言葉
「踊らなきゃだめです」










バレエの師
ステップじゃないの
踊らなきゃ
つまさき丸くして
くるくるっヒュー ねっ




言うのは簡単なんです。先生の動き見ていると、できるような気になります。目の前でステップをやって見せてくれるのですから、できないことを教えているわけではありません。
ところが、やってみると
クルクルッヒューがガッタンキューになるんです。






私の体は思うように動きませんけれど、好きなバレエなので苦になりません。マラソンのような苦しいことできないけれど、バレエで汗は楽しくかけます。そう私が言ったら、クラスメートも同じこと言ってました。

まだ踊る












黒沢輝夫先生へささげる歌



この道を

いっしょに踊りて

70年

最後の舞台

ではありません!





このブロッグのために、お年をたずねました。黒沢輝夫先生は84才になられたそうです。お若いですね。この写真は昨日撮りました。横浜朝日カルチャーでの「中高年のためのジャズダンス」です。



この写真の中に私がいます。



先生と奥さまとは、石井漠先生の門下だったそうです。漠先生に習った舞踊家の動きはとても細やかです。手の動きを見たらすぐわかります。日本人だからでしょうか。初めて先生の手の動きを見ていて、もしやと思いすぐたづねましたら、そうだと仰るので、やっぱりという気持ちでした。




中高年と言っても皆さんとても若いです。この生徒さんは頭が床に着くほどです。すごいですよ!
やはり運動は楽しくしていないとだめですね。





まだ踊る、だけでなく、ずーっと踊り続けて下さい。

6月17日の舞台が成功なさいますように!




Friday, May 25, 2012

朗読の会


高坂頼子
乙川優三郎作 「花の顔」を読む。


今日、5月25日の金曜日に鶴見区区民センター サルビアホールの3階音楽ホールで例年の朗読会がありました。私の手落ちでカメラは持っていったのにメモリカードを忘れて、携帯を使ったのであまりいい写真は撮れませんでした。素敵な白の大島の着物だったと思うのですが、お見せできなくて残念です。柄は麻の葉のようなデザインでした。

 「花の顔」は聞くたびに、ああ江戸時代に生まれないで良かったと思います。お姑さんのいびりなんて私は耐えられません。中身は封建的ですが、物語の発展が階段を上るようにタッタッタッと良くできていて、聞き手を魅了します。高坂さんの間のとり方は絶妙でした。切れがよく落ち着いています。考えさせてくれる間を下さいました。




携帯で撮るのは音がするのでまずかったのですが、ドサクサにまぎれてかろうじてこの写真を撮りました。左の二人は津軽三味線を弾きました。やっぱり三味線はいいですね。真ん中の方は勝田信子さんで太宰治作「貧の意地」を朗読なさいました。かなりの大作です。

右端は植野静子さんで、この例会のレギュラーメンバーです。彼女も大作に挑みました。浅田次郎の「角筈にて」です。

角筈にて」を聞いていてこんなこと思いました。どんな親だって子供と別れなければならないのは、人には言えないつらさがあります。日本ではすぐ「親が子供を捨てる」という言葉づかいをします。捨てるなんて猫や犬じゃあるまいしあまりにネガティブだと思います。もうそういうジメジメした、人をおとしめるような言葉を使わないで、親が子供をあきらめなければならなかった辛い気持を、私たちは大人なのだからもっと立場、心理を理解しなければならないと思います。

植野さんは上手に子供の声、父親の声をはっきり分けて、その上、語りは渋くバリエーションがあって良かったと思います。





手で口をかぶすようにクスクス笑っているのが植野さんです。