Monday, October 31, 2011

ごみ

人間はごみを出す
どんなにエコの人でもごみを出す
お花をいける人も、野菜を作る人も、詩を書く人もごみを出す

花は散り、野菜はくさり、葉は落ちていって、風はごみをふきとばす
そんなこんなでみんなごみになる



http://contemporaryhorizon.blogspot.com/2011/10/olc-525sept-oct-2011-editie-curenta.html

この詩が上記の文芸雑誌に英語とルーマニア語でのりました。横浜でストロンチウムが見つかったとかフィリピンから持ち帰った戦没者のお骨に現地の女性や子供のお骨が混じっていたとかやりきれない記事を読んでいるときに書きました。

Sunday, October 16, 2011

朗読とオカリナ


高坂頼子さんの例年の朗読会が今日南太田フォーラムでありました。植野さんは今回裏方にまわって声は聞けませんでした。しかし、さすが岩手出身の高坂さん。前々から聞きたかった方言がふんだんに聞けました。宮城の民話だそうです。とってもこころがなごみました。おーいそーらほーいなんとか。おんぼうふってちゅっちゅっ!もう忘れてしまいましたが一緒に歌って楽しかったです。宮城と岩手の南半分は伊達藩で言葉が似ているそうです。面白いですね。勉強になりました。最近青森からのラジオ放送を聞いていて、方言に平安時代か古いものが保たれているそうです。伊達藩もそうなんだろうなと思いました。ふんだんにという言葉を辞書で調べたら、高坂さんが民話のなかで使ったふーだんという言葉が転じてふんだんになったと書いてあります。ふーだんは不断です。おっもしろいですねーっ。関東のほうがあとということですね。


昔の朗読劇のお仲間です。写真とらないでなんて野暮なこと言いません。だから私好きなんです。



福田多美子さんが駆けつけて下さってオカリナの吹奏楽が聞けました。私は知らなかったのでびっくりです。素朴で良い音色です。


木でできているので日本のはコカリナというそうです。コは木のコです。



いろんなコカリナがあります。杉、栗、松などです。




先生もお弟子さんも大熱演でした。音がかなり響きました。素朴を超えた素朴とはなんと表現したらいいでしょうか。


このコカリナはけっこう大きい変わった形をしていました。
低い良い音です。


やはり日本ですね。良いお道具には良いおべべを、ということです。今の若い人はおべべって知らないでしょうね。着物のことです。見ただけでぬくもりを感じませんか。いいですね。





これは確か、栗の木から作られたものです。ヨーロッパにはないでしょうね。日本製です。ひとつひとつ版権があるそうです。どうやって中をくりぬくのでしょうね。

来年をお楽しみに。

Monday, October 10, 2011

私の宝物  水屋手順



亡くなった母の虎の巻です。母のお茶の本は全部目を通していますが、昔の古いお茶事の本にはこのような分かり易い手順は書いてありません。きっとそれで自分なりに何度も失敗しながら初めから終わりまでの手順を書いて清書したものがこの巻物なんだと思います。字は下手だといつも言ってましたから誰にも見せたことないはずです。一度これにそってお茶事をアメリカでしたことがあります。すっごく大変でした。お客様は息子と娘と一緒に働いていた台湾人の友人ひとり。間違えても彼らにはわからないので助かりました。